僕のお父さんは…
こんにちは!
にこやか整骨院の菅野です!
本日はずっと書きたかったんですけど今になって思い出したので書いていきます。
この写真見たことありますか?
ボクのおとうさんは桃太郎というやつに殺されました。
これを見たときにとても切なくなったことを覚えています。
ただ鬼が桃太郎に殺されたという記述はありませんが、1983年に発行された桃太郎にはこんなことが書いてあります。
桃太郎が鬼がいることを聞くシーン
「もう何年も何年も船ふねをこいで行くと、遠い遠い海のはてに、鬼が島という所がある。悪い鬼どもが、いかめしいくろがねのお城の中に住んで、ほうぼうの国からかすめ取った貴い宝物ものを守っている。」
※部分抜粋
そしてここから鬼ヶ島へ行き鬼への攻撃が始まります。
体が大きいばっかりで、いくじのない鬼どもは、さんざんきじに目をつつかれた上に、こんどは犬に向むこうずねをくいつかれたといっては、痛い、痛いところげまわり、猿に顔を引っかかれたといっては、おいおい泣出だして、鉄の棒も何もほうり出だして、降参してしまいました。
おしまいまでがまんして、たたかっていた鬼の大将も、とうとう桃太郎に組みふせられてしまいました。桃太郎は大きな鬼の背中に、馬乗りにまたがって、
「どうだ、これでも降参しないか。」
といって、ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう、押さえつけました。
鬼の大将は、桃太郎の大力で首をしめられて、もう苦しくってたまりませんから、大つぶの涙をぼろぼろこぼしながら、
「降参します、降参します。命だけはお助け下ください。その代わりに宝物をのこらずさし上げます。」
こう言いって、ゆるしてもらいました。
鬼の大将は約束のとおり、お城から、かくれみのに、かくれ笠、うちでの小づちに如意宝珠、そのほかさんごだの、たいまいだの、るりだの、世界せかいでいちばんの貴い宝物を山のように車に積んで出しました。
桃太郎はたくさんの宝物をのこらず積んで、三にんの家来といっしょに、また船に乗りました。帰かえりは行きよりもまた一そう船の走るのが速くって、間まもなく日本の国に着きました。
桃太郎が三にんのりっぱな家来に、ぶんどりの宝物を引かせて、さもとくいらしい様子をして帰って来ましたので、おじいさんもおばあさんも、目も鼻もなくして喜びました。
「えらいぞ、えらいぞ、それこそ日本一だ。」
とおじいさんは言いました。
「まあ、まあ、けががなくって、何よりさ。」
とおばあさんは言いました。
桃太郎は、その時犬と猿ときじの方を向いてこう言いました。
「どうだ。鬼せいばつはおもしろかったなあ。」
犬はワン、ワンとうれしそうにほえながら、前足で立たちました。
猿はキャッ、キャッと笑いながら、白い歯をむき出だしました。
きじはケン、ケンと鳴きながら、くるくると宙がえりをしました。
空そらは青々と晴れ上がって、お庭には桜の花が咲き乱れていました。
これでも鬼は悪いですか?
桃太郎の話を全文ぜひ読んで見てください。
https://concours.toshokan.or.jp/wp-content/uploads/contest-summary/220003.html
これは小学生が調べ上げた鬼の考察です笑。
私は正義って何か?愛とは何か?真実って何かってずっと考えながら生きてきました。
桃太郎に日本人の縮図が書いてあります。
悪いものを罰し、正義を肯定する。
鬼は物を人から奪ったから悪いんですか?
強欲だからいけないんですか?
じゃあ鬼が奪ったんだから成敗しても良いんですか?
鬼が人を懲らしめたから目に針を刺し、首をしめ、その宝を分捕って良いんですか?
最初に宝を奪われた人たちは被害者ヅラして指をくわえて見てたんですかね。
盗られたー…えーん。誰か助けてーって言ってる人がいるから正義のヒーローだと思って鬼を幾度となく痛めつけた上、人の宝を持ち帰り自分の村の手柄ですか?手柄にしたかどうかまで書いて欲しかった笑。
あなたはこれを読んでどう思いましたか?
一つの情報を切り取って発言するメディアや政治家。
真実はどこにあるんでしょうか。
その事実を探求する思いも必要だと思います。
ではまた。