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産後の骨盤矯正

 
  2020/01/17

当院では現在、産後の骨盤矯正、産後の腰痛でこられる患者さんがたくさんおられます。

その中でも多く来院されているのが産後の腰痛です。

産後の腰痛にも色々なパターンがあります。

大きく分けて

1.仙腸関節の痛み

2.恥骨部の痛み

3.腰本来の痛み(世間一般でいう腰全般)

4.帝王切開による腰痛

です。

仙腸関節、恥骨はなぜ痛む??

そもそも仙腸関節と恥骨とは何かと言いますと


この丸で囲った部分と真ん中の所ですね。


恥骨結合は出産時にホルモンの影響で出産前から少しづつ離開していきます。
出産後は24時間前後で閉じると言われてはいますが、この部分が不安定になると仙腸関節にも痛みが生じます。

ちなみに妊娠中は先ほど述べた様にリラキシンというホルモンの影響によって靭帯や関節が緩みやすくなります。
妊娠・出産によって骨盤に負担がかかると恥骨の結合部分が過度に離れてしまうことがあります。これが下の画像の様な「恥骨結合離開」です。

恥骨結合離開になると
恥骨の激しい痛み
歩行困難
仙腸関節の痛み

などの症状が現れやすくなります。

産後の腰痛は骨盤だけの問題ではない!

産後の腰痛と聞くと
「産後に骨盤周辺に負担が掛かったから」
「恥骨が開いたから」

などと言われます。

さっき恥骨の離開による痛みが発生すると書きましたが、もちろんその問題も大いにあります。
授乳中は恥骨が緩みやすい時期なので関係はすると思います。

しかし!
元々腸の状態が悪い(便秘、下痢が頻繁である)
とか
膀胱炎がある
など
他臓器に問題があっても痛みが生じます。

帝王切開による腰痛もありえる!

これ意外と知られていませんが帝王切開による腰痛が本当に多いです。

簡単に帝王切開と言いますがあれはれっきとした外科手術ですのでママの負担も当然大きいです。

その上切開した腹部を縫う際に体は「癒着」と言って、皮膚の下はこの様な構造になっています。


皮膚の下には皮下組織があり筋肉があり筋膜があります。

これを手術後に縫い合わせたら癒着してしまうんですね。
それが腰の筋膜を引っ張ったり、内臓の腹膜を引っ張って腰痛を引き起こすことがあります。

ですので産後の腰痛でも様々の要因がありますので、気になることがございましたらご連絡お待ちしております。

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