しびれ
痺れときくと
坐骨神経痛とかヘルニアとか腰の神経の圧迫からきているといわれています。
神経の圧迫によって起こされるといわれて久しいですが、私の臨床の経験上神経圧迫による痺れは少ない様に感じます。
当院でもヘルニアの手術をした方がいらっしゃるのですが、術後2ヶ月で来院されて主症状が痺れだったんですね。
もうここで理論破綻してますよね。
神経の圧迫が取れたんならもう痺れないはずですよね?
ですが痺れを訴えてくる人が後を絶ちません。
なぜでしょうか?
実は痺れは〇〇の圧迫が原因!?
Wikipediaによると
痺れ(しびれ)は麻痺の一種である。 何らかの原因で血管内の血流が滞ると、中枢神経・末梢神経に障害が起こり、力が入らない、電撃を常に与えられているような異常な感覚が続くなどの現象が起こる。 脳疾患などの重病から起こるものや、正座などによって起こるただの一時的なものまでさまざまである。
と書いていあります。
Wikipediaもたまにはやるなと勝手に上から褒めておきますが(笑)、実は神経圧迫からくるものではなく毛細血管の圧迫によって疼痛が発生します。
正座などの時、まず血管が圧迫され神経細胞はエネルギーの補給を受けられず、電流を流すことが出来なくなります。
神経は、神経線維の太さが太いものほど圧迫の影響を受けやすい構造になっています。
逆に細い神経は圧迫の影響を受けにくいということです。
神経も細胞なので血液で酸素やエネルギーを補給しています。
ですから血管圧迫による神経線維の興奮によって痺れ、麻痺が引き起こされるわけです。
痺れでも顔や頭周辺、首あたりの痺れは脳血管障害からくる痺れでもありますので、自分で自己判断せずに気になる痺れがありましたら病院へ行くのが賢明です。
ただ、あなたがもしずっと昔から取れない痺れがありましたら一度ご連絡ください。